ーー森さんにとって従業員はどのような存在ですか？

僕は社長という役割を舞台の上で演じているだけで、従業員の皆さんは同じ舞台で一緒に仕事をしている仲間だと思っています。

まさに演劇と同じように、みながそれぞれ最高の演技・パフォーマンスをしてひとつの舞台を作り上げる。BRUNO株式会社にとっては、それがお客様に喜んでいただける、商品やサービスの提供ということになります。

オーケストラが一人では成り立たないように、BRUNO株式会社も仲間たちが居て、成り立っています。ですから会社にはチームワークが重要です。本来チームワークというのは、個々が与えられた持ち場で自分の役割を全うすることで、単なる助け合いではありません。自分のやるべきことをきっちりやった上でほかの人をリカバーすることができると「チームワークが優れている」となりますから、仲間とはチームワークの優れた仕事をしたいと思います。

また、ダイヤモンドを磨くときにはダイヤモンドを用いるように、パフォーマンスの高い人同士で切磋琢磨して高めあっていける仲間がBRUNO株式会社の人たちであると思います。

ーー森さんは不定期で従業員向けに「MORI'sBar」を開催してくださっていますよね。

大げさな理由はありません。僕が飲んだり食べたりしたいだけ（笑）。まあ、僕の勝手で、自由参加という形式で会社の一角を使わせてもらって開催しています。美味しいものを食べて笑って、楽しいなと思ってくれればそれでOK。みんなが笑顔でいると会社も楽しくなります。「笑う門には福来る」といいますし、美味しいものを食べて幸せな空気が広がっていけばいいなと思っています。でもね、みんなが楽しんでいる中、陰で洗い物や片付けを懸命にやってくれる人たちがいるんです。そのおかげで「MORI's　Bar」が成り立っているのですが、会社も同じです。裏方で頑張ってくれる人たちがいるから表舞台で活躍できる。そういった方たちも含めて、みんなで楽しくカンパイしています。（近頃は70人分ほど作らないと欠品してしまうので結構準備がたいへん）

※「MORI's Bar」…社長の森がポケットマネーで全国各地から魚介類やスイーツなど美味しいものをお取り寄せして開催する不定期イベント。BARの名の通り、日本酒・ワインなど呑み放題。夏場には生ビールサーバーの登場も。リクエストに応えて、毎回自ら料理をするが、その時は内心「シェフと呼んで！」と思っているらしい。