言うまでもなく、ビジネスにおいて重要なことは「市場や顧客を深く理解し、お客様に満足いただいた上で適正な利益を生み出し世の中に貢献すること」ですが、そのためには会社を一つのチームとして捉え、個々人が持っている力を発揮することが成功のカギになると思います。
僕は洋食よりは和食のような「素材の味を生かす」、つまり「持っている力を発揮できる環境をつくる」という考え方が基本的には好きで、常に心掛けています。 各部門がひとつの方向に向かって「議論を恐れず、妥協せずに自由に意見を言い合える環境」が少しずつ浸透し、また若い人たちが伸びてきたこともあって今があるのだと感じます。
企業規模が大きくなる中で、各部署の持ち味を最大限に発揮するというフェーズから、今後は部署間の垣根を越えて、会社全体として顧客満足度を最大化させられる組織になるというフェーズを実現したいと考えています。
僕が大切に思うことは「高い熱量」「素直な心」「成長しようとする気持ち」「飽くなき想像力」。ヒット商品を生み出すためには世の中のマインドをチェンジすることが必要な局面が多々ありますが、それにはお客様にも負けない「高い熱量」を継続的に持つことが、特に重要だと考えます。
「素直」で吸収力のある人は必ず伸びますし、個人の「成長」は会社の成長にもつながります。
「想像力」、つまり見えないものを見ようとする意識も備わっているといいですね。既成概念にとらわれず、自分の目で見ること。 理解できないことでも諦めず、自分なりに想像を膨らませることでよい結果が生まれることも多いと思います。
またチームで仕事を進めるので、自分の価値観だけを優先せず他者への感謝や理解も大切です。社員同士で「ありがとう」「ごめんなさい」を言うことにためらいがあっては、いいチームにはなれません。
お客さまのライフスタイルや、嗜好、世界の文化やトレンドに高いアンテナと興味を持ち、高い熱量で「社会やお客様にこんな風に貢献したい」「将来こんなことを成し遂げたい」という具体的なイメージを持ってチャレンジしていただきたいです。
市場トレンドの変化が激しく多様な要因がさまざまに絡み合う複雑な市場環境において、未来を予測することは簡単ではありません。
当社の場合、コロナ禍にキッチン家電で大きな売上を作ることができました。 しかし、5類以降後は外出需要が増え、主力商品の苦戦から見通しの立たない時期がありましたが、新商品「BRUNOカタログギフト」を販売したことで、外出需要をマイナス事からプラスに変えて、ギフト需要の増加に対応できました。
「BRUNOカタログギフト」を考え、プロジェクトを推進してくれたのは担当領域ではないWEB制作のメンバーでした。
需要が減少したので仕方がない…ではなく、「目標から逆算し何ができるか」をひとりひとりが自責/提案型で考えることが重要です。 自分たちが「成し遂げたい未来」のことを真剣に取り組んだ方が成功確率は上がると考えています。 未来予測は難しいですが我々が選んだ決断をメンバー全員で正解にしていくことが重要だと考えています。
当社はひとりひとりのワークライフスタイルに合わせた働き方が可能です。 当然、周りの方々の理解が必要ですが、北は北海道から南は沖縄まで働く場所に囚われない働き方を実現しています。また、働くパパママが変則的に働いていることも多く、勤務時間や在宅と出社を使い分けて働いています。 自由な働き方ですが、ひとりひとりに自立を求め目標に対する結果/責任を求めるスタイルとしています。
市場競争は「組織」対「組織」の戦いでもあります。「何をやるか」も大事ですが、それ以上に「誰とやるか」が重要です。 仕事を通じて仲間と何かを成し遂げたり、誰かと繋がれたりすることは人生にとっても非常に重要だと考えています。 ともに「成し遂げたい未来」を創造していきましょう。